ダイヤルアップの思ひ出

 
 はじめてダイヤルアップしたのは確か95年の年末押し迫る頃だったかなあ。
 Windows95 発売日に Windows3.1 がプリインスコされてた PC9821Cx2 定価\398,000.-を\200,000.-で、しかも FD 20枚つけてメモリ 8MB 増設してもらったんだよな。日本橋の PC X Town で。
で。内蔵モデムのドライバを新しくするのにニフティ加入。14,400bps なモデムでピーガーやったんだよ。
 パソコン通信形式でね。NEC のフォーラムに行ってドライバを Z-Modem でダウンロードしてさ。
 Netscape の英語版を買っちゃって、ニューズグループで「日本語表示どうやるのよう」なんてタコな質問投げたりしたなあ。
 
 おいらは古いタイプのモバイラーでねえ。
 土建屋の頃、出張先でメールをやりとりするために、PC9821Nb7 を持ち歩いたよ。民宿のピンク色した10円玉しか通らない公衆電話から、音響カプラとポケットモデムでダイヤルアップしてニフティに繋いで、Telnet サービスでプロパイダに接続してメール読んだりしたもんだ。
 当時すでに音響カプラは消え行く機器だったんで、いい話題になったよ。でも、船舶電話からアクセスしてた人*1がいて、上には上がいるもんだと思ったよ。
 オフ会の様子を Patio*2 の BBS にレポートするのに、当時普及しはじめた ISDN 公衆電話*3使ってアクセスしたりしたっけ。
 移動先で一番安いアクセスポイントを調べたりしたもんだ。
 
 ニフティパソコン通信形式を主に使っていた時期を経てインターネットを主に使うようになって、そのうちプログラマに転職したんだよな。で、朝がゆっくりになってテレホに加入した。
 転職先を探している間の生活費の足しに、Nb7 を中古で売り払ったっけ。
 
 それからはテレホタイムにいろんなことしたなあ。
 これからはテレホタイムなんて言葉は完全に死語になるんだろうな。
 
 ダイヤルアップで充分だったんだけどな。
 いつか昔話をするために覚えておこう。
 
 「昔は電話でインターネットにつないだんだよ」
 

*1:確か海坊主ってハンドルの人

*2:ニフティ内のユーザが設立できる簡易フォーラム

*3:通称:グレ電