A級戦犯

 
 A級戦犯って何だろう?
 
 A級ってくらいだからすっごい悪い事した、みたいなイメージがあるよな。中韓が手軽にジャパンバッシングするくらいだし。でも、その罪ってちゃんと裁かれたものなのかな。
 
 実は違うんだ。
 
 A級戦犯の罪状は「平和に対する罪」。これは極東国際軍事裁判所条例で定められた罪なんだ。
 で、極東国際軍事裁判所条例っていうのはポツダム宣言を根拠にして作られている。
 そう。終戦後に作られた罪なんだ。
 
 おかしくないか?
 
 例えばだ。今、お酒は飲みすぎさえしなければまあ認められている。子供は飲んじゃだめだぞ。
 ある日、お酒が禁止になったとしよう。禁酒法だ。
 仮に今日禁止になったとしよう。5/23 正午をもって「アルコール飲料の摂取を行ったものは罪に問う」という法律ができた、としようか。
 
 先週の金曜日に居酒屋にいた人が逮捕されたらどう思うだろう。
 
 そして、まともな判事もいない、偽証罪すら適用されない裁判にかけられたらどうだ。
 
 おかしいと思うよな。
 
 
 そういう裁判が60年位前にあったんだ。
 そして、「裁判の結果を受け入れないと日本の主権を返さない」と迫られたんだ。
 
 彼らは(国際法上違法とされる)法の遡及を受けて裁かれ、多くの人が獄中死を含めて殺された。
 それは戦勝国による復讐に他ならない。そして、復讐は終わった。
 日本は主権を取り戻し、再び独立国家となるために裁判の結果を受け入れるしかなかった。
 
 A級戦犯ってなんだろう。
 彼らはABCD包囲網を脱出しようとした。国辱的なハルノートに怒りをあらわにした。日本と言う国が日本であるために彼らは戦おうとした。
 そして、そのために裁かれた。
 
 彼らは本当に罪人なんだろうか。
 
 仮に罪人だったとしても、罪があったとしても。それは死をもって贖われたはずだ。
 死者に鞭打つ文化圏が何を言ってきても、日本の美しい文化を捨てる理由にはなりえない。
 中国人や朝鮮人靖国から目を背けたがるのは、そこには死者を敬い、不戦を誓い、すべてを神として崇め、戦い散った人たちのせめてもの安らぎを願うその美しい心の輝きが、歪んだ歴史観反日教育で濁った瞳には耐えられないから、なんじゃないかな。