FD Boot も CD Boot もできない端末への Vine Linux のインストール(まとめ)

 
 FD Less なインストーラは収録されなくなったけれど、Vine 2.6 の FD Less インストーラに含まれる loadlin.exe を持って来て boot.bat を適切にナニしてやれば、FD Image から抽出した vmlinuz と initrd.img を使ってインストーラを起動させることができる。インストーラさえ起動すれば、あとは認識できる CD-ROM ドライブからインスコできる。
 FD Image として今回は PCMCIA な SCSI 接続の CD ROM を使う都合上で pcmcia.img を使ったけど、LAN ポートがついている端末ならもしかすると bootnet.img から抽出すればネットワークインストールできるかもしれない。この場合は CD Drive がなくても大丈夫。PCMCIA な NIC を使いたいときは pcmcianet.img を使う。
 HDD からのインストールを試してみたい場合は、パーティションをさらに CD イメージのコピー用に 1GB くらい切って CD の中身をコピーしておく必要がある。また、pcmcia.img や bootnet.img ではなく、boot.img を使ってインストーラを抽出する。
 このへんの使い分けについては http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/Vine-3.2/i386/images/00README.TXT あたりを参考に。
 loadlin.exe は http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/Vine-2.6/i386/dosutils/ から入手できる。どちらも Vine のミラーサーバを置いている北陸先端科学技術大学院大学のサーバ。