apt-get update に失敗する場合の対処

 
 gpg の key がナントカと叱られた場合。
 
 原因は Vine Linux のアップデートのリストにある署名が確認できないためにファイルリストを更新できないこと。対処は二通りあって、署名が確認できるようにするか、署名を確認しないようにするといい。
 
 署名が確認できない原因には二通りある。一つは Key Ring が壊れている場合。これはローカル側で持っている公開カギが壊れているため、認証ができなくなっている。この場合はカギを正しくインストールしなおせばよい。
 具体的には http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/Vine-3.2/i386/Vine/RPMS/vine-keyring-1.0-0vl19.noarch.rpm をダウンロードして、root 権限で rpm -Uvh vine-keyring-1.0-0vl19.noarch.rpm する。エラーが出たときは先に入っているものを rpm -qa vine-keyring とでもして探してから rpm -e --nodeps でアンインストールして、それからインストールしなおす。
 カギが壊れていない場合はシステムの時刻がおかしくなっている可能性がある。自分の知っている日付より明らかに未来の署名は認証できないので、システムの電池が死んでて1990年1月1日なんて状態に初期化されてたりすると署名の認証でエラーが出る。この場合、DOS から date コマンドで日付をなおしてやればよい。なぜか Linux 上の date コマンドでなおしただけだとうまくいかない。BIOS 日付とシステム日付は別管理で、BIOS日付を参照して署名認証してるのかな?
 
 最後の手段は署名の認証をしないようにすること。/etc/apt/source.list の中でコメントアウトされていない行の「 [vine] 」という記述を削除すると、署名の認証を行わない。ただし、これは本気で確認しないのでセキュリティ上よろしくはない。が、アップデートしないよりはマシだろうということで一応。