ばんめしの副産物

 
 レシピ記録してないので。
 
 晩飯に小芋とイカの煮物を作ったのね。単純に小芋とイカを煮てやわらかくしてから出汁で煮〆て、煮出汁を取り分けてとろみをつけてあんかけみたいにして味の薄さをカバーしたんだけど。その最初のイカと小芋を煮た煮汁が旨くてなあ。
 多めの水から煮始めたんで1㍑くらいの煮汁が出たんだけど、捨てるには勿体無い。そこで鰹節と昆布をヴチこんで半分くらいになるまで煮詰めてみた。
 
 大正解。これはなんつうかね。他には無いね。
 
 芋はまあ影響してないと思うんだけど、まずイカの甘味。これがシッカリ出てる。そこに鰹の香りと昆布の旨味。全体的に甘くて鼻の奥で鰹の香りが笑っちゃうくらいでしかもちゃんと昆布の味がする。
 これは奇跡の出汁だね。次に同じのを作れるとは思えない。とりあえずこないだシチュー作るのに使った安ワインの空き瓶洗ったまま次の回収に出そうと置いてたのがあったんで、転用して保存。500ml くらい。
 イカの色と鰹出汁の色で深い琥珀色。これは煮物のベースにもなりそうだし、水溶き片栗粉でトロミつけるだけであんかけにできるくらいの味の濃さがある。
 
 ここんとこずっと目分量とか思い付きとか適当にやってみた無塩食が連続スマッシュヒット。自分の好きなようにしてるんで誰かに食わせるほど旨くはないけど、不味くはないどころかけっこうおいしく満腹。
 いやあ、もしかしたらこういうハンデ戦のほうが向いてるのかもしれん(笑
 
 
 ちなみにイカは茹で上げたあと取り分けて保存。のこりは今日の出汁と酢であんを作って酢豚ならぬスイカにして食ってみようかなと思いつつ。タマネギとニンジンとピーマン炒めてあんをからめてから今日の残りのイカを素揚げにしたものにかけたらなんか旨そうでしょ。
 
 前より晩飯が楽しみになってきてる(笑  ふつうに考えたら超減塩&超低蛋白の病人食なのにな(笑