今日の生島君Bパート

 
 素晴らしい生島常識が発揮されましたので追記しておきます。
 実に典型的な生島論法なので,これを機会に皆様も生島鑑賞を始めてみてはいかがでしょうか。
 NetCat さんのコメントがありまして
 http://d.hatena.ne.jp/Sikushima/20100826/1282771800#c1283179007
 我らが生島君がそれに答えています。
 http://d.hatena.ne.jp/Sikushima/20100826/1282771800#c1283187263
 
 ああ,しかし惜しいかな,NetCat さんはまだ若い。生島時空に突入して体が持つかどうか。
 これまでに繰り返されてきた歴史がここでもまた繰り返されようとしています。
 そうです,生島常識,馬鹿の壁の登場です。実に美しい光景です。
 
 NetCat さんのコメントはほぼ妥当なので,生島君のコメントを鑑賞することに集中しましょう。
 
 さて,まずは軽く生島常識による反論です。
 
 >第三者というのは全くの素人でも見て分かると言うことです。
 
 きました。全くの素人でも見て解る(誤字修正),これが生島論法です。素晴らしい芳しさをもたらしていますね。第三者が素人である,という設定はこれまで登場していませんでした。ここにきていきなりの設定変更です。大どんでん返しもいいところです。この後付け設定の無理矢理さが生島論法の素晴らしいところです。
 どんなことでも都合よく解釈する。この生島論法なくしては生島時空は存在できません。当然ながら生島常識も存在できないのです。生島君を鑑賞するには,この生島論法のクセの強い香りを楽しめるかどうかが最初の壁とも言えるでしょう。
 
 当然ながら,第三者を全くの素人に設定してしまえば,サーバのトラブルを見分ける事などできなくなってしまううえに,先に指摘してある通り素人に生島君の言う専門知識があることになってしまい,論旨が滅茶苦茶になってしまうところですが,生島時空ではそんなこと関係有りません。
 
 そしていきなり登場,生島馬鹿の壁。素晴らしい出来栄えです。思わず見蕩れてしまいました。
 
 >何度も書いている通り、攻撃かどうかは全く関係ないです。
 
 そう,何度も書いている通りなのです。これが生島馬鹿の壁です。ベルリンを分ける壁のように崩れたりしません。この壁に囲まれた世界こそが生島君の世界なのですから,壁が崩れてしまうことは生島君にとってアイデンティティの崩壊を意味してしまいます。
 実際に生島君は何度も書いています。そのたびに間違いを指摘されながらも何度も書いています。これは以前見切った通り,生島君の生島常識による解釈は生島君にとって絶対の真理であるため,決して解釈が変更されることはないというただその一点において繰り返されるのです。
 そうです,生島君は生島君の中で絶対に正しいので,自分が正しいことを知らしめるためには同じことを繰り返し記述するしかないのです。まさに修行僧,いや伝道者の風格すら漂います。
 
 そしてこれです。
 
 >そこに拘っている以上、全く噛み合わない。根本で合ってないことを何度意見を貰っても意味がないですよ。
 
 あまりに美しいコンボに眩暈がしてしまいました。生島君は決して譲りません。三次元で示された事実や論拠などどうでもよいのです。何故ならすでに生島時空が発生しているこのコメント欄において,三次元の常識は通用しないのですから。
 そう,生島君が求めているのは己の論への賛同だけなのです,ですから,決して訂正を行う事はありません。ただひたすらに,己の論を押し通そうとするだけなのです。当然ながらそれは生島常識と生島論法で組み立てられているため,三次元人には理解できるものではありませんが,生島時空に突入してしまった以上は生島君が絶対に正しいのです。
 
 そして生島常識が繰り返されます。
 全く見当違いな例え話ですが,生島君にとっては会心の一撃なのです。無理矢理酒を勧める行為は現在では酒の席であってもパワハラ等で訴える事ができます。悪質なものであれば当然刑事事件化するでしょう。しかし本件は全く違う前提に立たなければなりません。相手が嫌がっているという意思表示が不適切であったことを念頭に置かなければならないのです。少なくとも明確なメッセージは送られていません。
 たとえば生島君のツイート,業務用となっているほうからは私はブロックされていますが普通に読めています。ブロックは意思表示たりえない一例です。ツイートを拒否していると出るのはツイートのパーマリンクを開いた時だけなので,タイムラインを眺めているぶんには全く影響ありません。
 同様に,ブロックしたつもりになっていても相手に全く通じていないなどの可能性がある場合,それは例えばストーカー対策の一例のように,はっきりと拒否の言葉を叩きつける等の明確な意思表示が求められる場合があります。電話を何回もかけ続けるなど,IT屋なら避けるべき誤解を生みやすい表現ですが,生島君にとってはそのような思慮など必要ありません。何故なら生島君は生島君にとって必ず正しいからなのです。
 
 そして生島論法が飛び出します。もし〜なら論です。歴史のifを勝手に構築するのはフィクションです。もし大和が沈まずに沖縄に行っていたら。知りませんがな。あれは沈みました。事実に対する分析にifを持ち出す。生島君の悪いクセですが,生島時空では生島常識に則って全く問題ない論法となります。
 たいへん美しい流れるようなコンボです。この美しさをじっくり味わえるようになったら,あなたも生島鑑賞の最初の壁を乗り越えたことを知るでしょう。
 
 そしてまた同じ話が繰り返されます。壊れたテープレコーダーみたいなものですが生島世界ではこれが普通のことなので全く問題ありません。
 しかも生島君はすでに本流を追う事が困難になるほど主要な人物をブロックして自分のタイムラインから排除してしまいました。その結果,まとめサイトからしか情報を得ることができません。そのため,まとめサイトに載っていない最近の一週間ほどの情報が反映されていません。
 そうです,我々がすでに「MDISに不具合だと認めさせる」方向に動き出していることすら知らないのです。タイムラインを追うことができていたら知ることができたでしょうに。すでに我々は作戦行動を開始しています。
 当然生島君は自分からは行動しません。生島時空において生島君は神に等しい存在なので,ただ捧げ物を待っているか,ご託宣を下すだけでよいのです。
 
 >どのぐらいに耐えられるかというのは、どこにも明文化されたものはないですね。
 
 正しくは生島常識で認識されていないというだけです。例えば高木先生は複数の意見を求めておおよそどの程度のアクセスに耐えられるのが常識的か,といった問いかけを元に性能比を算出してわかりやすい説明を行っていましたが,生島世界では WEB サービスが秒間数百から数千のアクセスに普通に耐えるということを認めてしまってはいろんな不都合が起きてしまうので,生島常識を堅持するために決してそれを受け入れる事はできないのです。仮にどこかに明記されていたとしても,それを受け入れる事はないでしょう。私の予言では,生島君は「それは業界全体の同意ではない」等の言い訳をして素晴らしい馬鹿の壁を建築してくれると思います。
 
 >普通に日本語が読める人が見れば分かりますが、明文化されてないものを「ログを見たら分かる」というのは、それは「常識」ということです。
 
 完璧です。あたかも三次元での常識のように見えますが生島常識になっているという複雑な構造を持つ実に美しい一品です。ここで言う「普通に日本語が読める人」というのは当然日本国の標準語のことではなく,生島語とでも言うべきものを指しているのは明白です。何故そうなるのでしょうか。あらかじめ我々の標準語であるところの日本語による解釈をしておきましょう。Excite辞書でひいてみます。
 
 >じょうしき 常識
 >〈(社会人が)共通にもつ(べき)判断力〉
 > common sense; practical sense [《fml》 wisdom];
 >《口語》 horse sense;
 >〈共通の知識, 周知の事柄〉 common knowledge
 
 我々の言語では常識とは「共通の判断力」「共通の知識」という意味です。すなわち明文化されていようがされてなかろうが,技術者連中がだいたいこれくらいと感覚で把握している共通の知識,経験則などを指します。つまりある程度ブレがあるのが前提です。エスカレータで立ち止まるのは右ですか左ですか,真ん中ですか。常識などブレているものなのです。そしてそれはたいてい感覚的で中規模程度の地域で別れたりします。技術者的に言えば,限界までチューニングしたサーバをベースにシステムを構築して処理負荷ぶんだけ性能が劣化するという作り方をする人と,リソースは潤沢だからとしてスクラッチビルドで徐々に性能を上げていく作り方をする人では最初の立ち位置が違いますので当然「常識」も違ってきます。このことをあらかじめ覚えておいてください。
 さて生島君の文章に戻りましょう。「ログを見たら解る」(誤字修正)というのは確かに「常識」です。生島君がカギカッコをつけたところに注目しておきましょう。何故ここを強調する必要があったかは次の文で解ります。
 我々の言語における「常識」は母集団によってブレることは先に説明した通りですが,生島時空ではそのようなことはありません。生島常識によれば世界はシンプルでゼロサムなのです。ある意味とてもコンピュータ的と言ってもいいかも知れません。そういう意味ではコンピュータを使うことに適正があるのかもしれませんね。
 さて生島君の次の文章を鑑賞しましょう。
 
 >「常識」であるならば、IT業界の誰を連れてきても同じことを言わないと「常識」とは言えない。
 
 来ました。ここで生島常識が来ます。強調しなければいけなかったのはこのコメント欄が生島時空だったからです。生島君がストレートに発する常識という言葉は生島常識のことを指しますので,わざわざカギカッコをつけて強調しなければならなかったのです。つまりここで言う「常識」とは,生島君から見た三次元の常識です。しかしすでに生島時空に引きずり込まれてしまったので,生島君の言う「常識」がすでに我々の言う常識とはかけ離れたもの,すなわち「誰を連れてきても同じことを言わないと「常識」とは言えない。」ということになってしまうわけです。IT業界と言っても昔ながらのコボラーから先端技術やってる人,それどころかハードウェアやってる人まで含まれます。母集団が大きすぎるのでかなり大きなブレが出るはずです。WEB系の開発経験者に母集団を限定すればかなり妥当な数値が出てくるかと思いますが,それでも経験したシステムの規模によってかなりブレることは容易に予想されます。
 そうです,「常識」とカッコをつけているこの生島君が見た三次元の常識。それ自体がすでに生島論法の汚染を受けた生島常識だったのです。
 実に見事な作品です。一見すると当然のことを言っているように見えて実は破綻している。このような高度な建築をなしえる匠の技こそが生島鑑賞の醍醐味ともいえるでしょう。
 ここまでの流れを生島君は
 >普通に日本語が読める人が見れば分かりますが
 としていたことを思い出してください。普通に日本語が読める人であっても生島常識や生島論法を嗜んでいなければこのような建築美を見抜く事は困難です。そうです。ここで生島君が言っている日本語はすでに生島時空における生島語であり,そのことを念頭に置けば「生島語を読める人であればわかりますが」と翻訳できるというわけです。実に素晴らしい構造です。解析するために何度も前後し,その意味を多層に解釈しなければ生島論法を読み解くことはできません。そのような複雑怪奇な建築物ことが,生島時空における絶好の観光ポイントたりえるのではないでしょうか。
 
 さてそのようにしてあたかも三次元の常識が成立不可能であるかのように誘導しておいて
 
 >警察の判断じゃなく、IT業界で意見が割れたら「常識」とは言えません。から警察が独自の判断はできない。
 
 なんという美しさでしょう。なんというはかなさでしょう。そうです,生島世界では全ての反論が空しく打ち砕かれるのです。生島常識という鉄槌をもって。それはあまりにも奇妙で,奇天烈で,三段論法すらまともに仕上がっていないように見えるかも知れません。三次元ではそうです。あらかじめ破綻するように仕込んだ論理など通用するはずがありません。しかしこのコメント欄は生島時空です。だからこそこの美しさが生み出されるのです。どこの「業界」が「業界全体の統一見解」を出せるでしょうか。せいぜい「業界団体の見解」が精一杯です。それが三次元における常識ですが,生島時空においては生島常識が絶対普遍の真理なので生島常識と同様に必ず真となるものでなければ常識と呼ぶに値しないことになるのです。
 
 いかがでしょうか。生島時空に引き込まれてしまった哀れな犠牲者,今回のコメントではその犠牲者はいわゆる「常識」というものでした。生島君はあらかじめ馬鹿の壁を建築し,その内側の生島時空に全てを引き込み,歪め,破壊し,そのありようを変えてしまいます。ですから,我々が何を言おうと,生島君にその真意が通じる事はありません。生島時空に入ってしまえば,全ては生島常識に基づかなければならないのです。生島常識に反するものは全てがねじまげられ破壊されるのです。
 
 そしていつもの生島常識でシメます。
 
 >IT業界の問題なんです。
 
 三次元では違いますが,生島世界では通常どおりの平常運転です。深夜のコメントとして実に美しく,夏の夜空に相応しい一品だったと言えるでしょう。
 
 私は生島勘富君を応援しています。