超手抜き水炊き

 
 無塩前提なので薄味。
 
 天然モノの出汁の素を使う。なければこぶ茶。これを土鍋にお湯張って適量投下。日本酒を使うと旨味アップ。
 出汁パックを一個使ってひとつかみのかつおぶしを入れて投下。
 一旦沸かす。出汁パックを取り出して準備完了。
 
 野菜類を投下。白菜と長ネギを中心に鍋を囲むように。肉系なら鶏モモ肉を、魚介系ならイカ、ホタテ、エビ、タラ。タラはお好みで他の魚に。ホタテをカキにしてもおいしい。
 
 ひと煮立ちさせて出来上がり。春菊とか香り系の葉モノを入れてれっつ鍋。昆布とかつおのあわせ出汁にネギの甘味が加わってあっさり系に仕上がる。鶏肉使うと皮んとこから油が出てコクも加わる。豚や牛だとアクが出るのでいまいち。
 
 取り皿に出汁を少し取り分けて、山椒や柚子胡椒、一味などお好みで味を作って付けダレに。無塩にこだわらないのであれば醤油を投下してもいい。ポン酢にもみじおろしが合う。
 ポイントは「鍋そのものは無塩で」こうしておくと高血圧のお父さんもご家族といっしょに鍋を囲める。味噌風味やチゲではなかなかこうはいかない。
 
 鍋後はとっておいて翌日の雑炊に。ごはんを投下してきざみネギとノリ、軽くあぶったシャケあたりを入れて卵でとじる。うどんを煮てもいい。
 
 単身者だとけっこう鍋だけで満腹するからね。とっておいても煮詰まって塩辛くならないのは無塩鍋のいいところ。