炊飯

 
 なるほど、これはなかなかによろすぃ。
 おいらは面倒くさがりで大雑把なので、無洗米一合弱に水270cc(市販のキャンプで使うようなプラスチックのコップになみなみと一杯)でよしとします。以前、鍋で炊いていた頃からの分量なのですよ。
 で、土鍋に米と水をいれて30分ほど放置。この間に水を吸わせているわけですな。無洗米はそのまま使えるということで、ふつうの米のように一合計ってから洗うことで給水したりぬか分だけ減ったりしないので、一合炊きのときに一割ほど米を少なめにするか、水を増やすかしなければなりません。また、ふつうのお米より長めに水を吸わせたほうがよいということになります。
 
 で、待っている間におかずの仕込みをします。今日はぶりの切り身が安かったのでてりやきに。
 背身の部分を一切れ使います。すきやきの割り下をそのまま使って付け焼き。網焼きでもフライパンでも大丈夫です。網焼きは煙が出るので換気に注意。でも網焼きのほうが出来上がりはきれいです。
 焼きながら温野菜を作っておきます。片手鍋でお湯を沸かし、チンゲンサイをさっと煮ます。色が鮮やかになって葉がしんなりしたらOK。ごまだれでいけます。お好みでポン酢や醤油もOK。ノンオイルドレッシングの紫蘇とか、さっぱり系のドレッシングも合います。
 
 仕込みができたあたりでコンロに点火。まずは土鍋と片手鍋を強火にかけます。ほぼ同時期に沸騰しますので、土鍋のほうを弱火に引いてから、片手鍋のほうでチンゲンサイを軽くゆでます。
 チンゲンサイが茹で上がったら軽くしぼっておいておき、網をかけてぶりを焼きます。
 ぶりは付け焼きにしますので、タレも近くに準備しておきましょう。片面ずつしっかり焼きながら、タレを絡めていきます。
 
 土鍋のほうはときどきお箸のお尻のほうを押し付けて、沸騰時のボコボコいう感覚があるうちはまだ炊けていません。このボコボコがおさまったら火を止めます。
 このタイミングではおこげができるタイミングになりますので、おこげが無いほうがいい場合には時間をきっちり計ったほうがいいでしょう。また、慣れるまでは感覚がつかめませんので、失敗しやすいことは覚悟しておかなくてはなりません。
 20分計れるキッチンタイマーがあるといいんですが、近所の100円均一では発見できませんでした。
 
 さて、ごはんが炊き上がった頃にはおかずも仕上がっています。お皿にぶりの照り焼きとチンゲンサイのゆでたのを盛り付けます。
 これだけでは寂しいので、インスタントの味噌汁でもつけます。盛り付けができたころにはごはんも蒸らしが終わってちょうどイイ頃になっています。
 今日はごはんが少しゆるめに炊き上がったので、土鍋のまま卵をかけてのりと鰹節をちらして雑炊風にしてみました。
 
 いやー、おなかいっぱいです。