宣言
ちょっと思うところがあって。
BGM> http://www.sham.jp/studio/sound/denki/index.shtml
少なくとも私は,他人の成果物を盗むような人を許せません。
多くの人が少なくないリソースを裂いて,取材し,検証し,実験し,技術屋には読み慣れない関係法令をひとつひとつ読み下し,二ヶ月間積み上げてきた実績をリンクして,整理したまとめサイトを作りました。
あの「議論と検証のまとめ」は,#librahackで行われた膨大な議論と,様々な実証実験と,取材と事実に裏付けられたログによって成り立っています。
そのまとめサイトに言及しておきながら,あたかも己の知見かのように,しかも妄想を織り交ぜ,結論を歪める輩がいます。
私は,岡崎市立中央図書館事件に関して,「librahack氏は図書館の意図を読むべきであった」「librahack氏は図書館側のバグに気付くべきであった」というような論調には徹底して対抗します。
後出しでならなんとでも言えます。
せめて後出しをするなら,事実に基づいて語りなさい。
せめて後出しをするなら,それまで積み上げられた実績と,その実績をもたらした,#librahackでの膨大な議論,そして実際に手を動かした人たちに敬意を払いなさい。
せめて後出しをするなら,今そこにある情報に目を通しなさい。
感想を述べるのは自由です。しかし,実績を盗むのは許せません。
感想を述べるのは自由です。しかし,べき論で片付けるのは認められません。
問題は各所にありました。
図書館にも問題がありました。そのことはまとめに書いてあります。
MDISにも問題がありました。そのこともまとめに書いてあります。
警察にも問題がありました。そのこともまとめに書いてあります。
検察にも問題がありました。裁判所にも問題がありました。
ですが,librahack氏には明確に問題があったとする証拠がないのです。
後からではなんとでも言えます。
「できるべきであった」
「気付くべきであった」
「そうするべきであった」
その多くは無茶な要求です。
感想を述べるのは自由です。しかし,あのまとめを使うのであれば。
少なくとも,まとめサイトのリンク先には敬意を払ってください。
少なくとも,仕事をした人たちに敬意を払ってください。
彼らはただ仕事をしただけではないのです。
技術者が住むこの社会が,信頼関係が揺らごうとしている事に危機感を持って立ち向かっているのです。
高木先生の取材,前田さんの取材,ROCAZさんの取材,ぐて〜さんの検証,神田記者の取材,librahack氏の言葉,malaさんの知見,そして議論に参加した多くの人々の様々な思い,知見,意見,提案,全てのログ。
かつて警察はハイテク犯罪に無防備でした。
少しずつ力をつけ,いつのまにか頼れるようになったはずでした。
愛知県警がその信頼を壊してしまいました。
回復しなければなりません。
そのために,私は,事件の事実関係を歪めるような発言を認められません。
そのために,私は事件の責任関係を歪めるような発言を認められません。
彼らが積み上げたものに立ち向かうのであれば,事実と,検証と,論証をもって立ち向かいなさい。
そこに真実があれば,私はあなたの言葉を聞きましょう。
詭弁は要りません。
妄想は要りません。
捏造は要りません。
想像は要りません。
ロジカルに。ただ,ロジカルに。
FUN> http://www.sham.jp/studio/product/03terabytes/index.shtml