しゃちょうにっき(笑

 
 トラックバックってどう打つんだろう?ここにリンクすればいの?
 
 ・・・・あ。はてなのヘルプに書いてあった。・・・・撃てたヽ(*´ー`*)ノ
 
 さて、プロダクトは箸にも棒にもかからんので日記につっこんでみよう。社長が叩かれることを目的としているらしいのは blog のタイトル見りゃわかる。とりあえずやっとこう。
 

トリアエズ オヤクソク 
  ( ・∀・)   | | ガッ 
 と    )    | | 
   Y /ノ    人 
    / )    <  >__Λ∩ 
  _/し' //. V`Д´)/ 
 (_フ彡        /   

 
 
 さて。
 この日記の香ばしさはヲチ魂を熱くさせる。本来なら踊り子さんには手を触れないのがマナーだが、敢えて奥までつっこんでみよう。
 
 「著作権持ってる人や企業は確実に困っている。これは大義ある戦争だ。」
 
 どんな戦争でも大儀はあるわけだがそれはこの際どうでもいい。
 著作権のせいでコンテンツを制限されることでユーザも確実に困っている。歓迎されるビジネスモデルを実現するなら、死蔵コンテンツの解放を安価かつ低負担で行えるソリューションを開発するほうがはるかに効果的だ。
 たとえば小さ目の画面で古いアニメやドキュメンタリー、ドラマ等を開放する。同時に「たのみこむ」のような形で正規版のリリース要望を受け付け、実際にプレスできる数の事前予約があると判断したなら、たとえば1000枚等限定プレスを行い、正規版として安価にリリースする。
 そのためにアクセスコントロールが可能となるプレイヤーを製作するなどであれば歓迎されるだろうし、死蔵コンテンツが新たに利益を生むチャンスも生まれる。さらに古いコンテンツが再生されることで文化資産の維持にもつながる。
 上にも書いたが、コンテンツビジネスを手がけるコンサルタントならこれくらいはすぐ思いつくはずだ。コンテンツホルダの資産死蔵こそ正義と思えるあたり、単なる著作権厨でしかない匂いがして香ばしい。
 
 そんなんだから「著作権侵害問題に対する危機意識」を見事にねじまげて発言できるわけだ。コンテンツの流通形態がダイナミックに変化しているからこそビジネスチャンスがそこにあるのに旧態依然とした権利者意識にしがみついたコンテンツホルダの時代錯誤な権利固執問題のほうがはるかに重要だ。
 
 さらに頭の悪い発言は続く。
 
 「spam(大義もなく金儲けに走り、世界の人々を困らせ、生産性まで下げる)」
 
 てめえのソリューションがspamと大差ないことがまるっきりわかっていない証拠でもある。貴殿のソリューションの謳い文句に乗せて spam を擁護するとこうなる。
 
 「普通のメールを装ったゴミメールで一般ユーザをうんざりさせるソリューション」
 
 spam も貴殿の偽装ファイルもサービスを圧迫した上でダウンロード後即削除されることまで同じだ。
 いくら口先ではご立派なお題目を唱えてみてもやってることに違いが無い。つうか spam すら「これは宣伝ですからっ!商行為ですからっ!」とお題目を唱えている。
 
 頭の悪い証拠はまだまだ量産されている。
 
 「違法コピー中毒者を改心・治療させるエレガントかつ即効性のあるソリューション」なんてものがあるわけがないだろう。というよりそんな中毒を聞いた事が無い。
 廃盤になったCD、腐った翻訳の洋画、どう考えても値段に合わないコンテンツなどを適正価格で入手できないから仕方なくコピーで我慢しているにすぎない。コピーコントロールより価格の適正化と品質改善が先だ。
 つうか貴殿は偽装ファイルのアプが即効性を持つとでも思っているのかね。だとしたら「リアリティを持って認識することに欠けていると思います」けどね。
 
 ユーザのニーズを満たすことが商行為であることを考えれば、むしろ Winny 等で流通しているコンテンツを分析して安価な流通ソリューションを提供するほうがいいだろう。先述の専用再生アプリを使う形式でもいいし、高校野球中継での CM 挿入やニュース専門チャンネルでの株価情報・天気予報、あるいはニュース速報などの形で CM を挿入したコンテンツを流してもいい。望んでダウンロードされる品質でそういった宣伝を挿入すれば売上に繋がる可能性がある。雑誌の広告ページと同じ考え方だ。フリーペーパーのビジネスモデルが参考になるかもしれない。
 
 そもそもファイル共有に「対抗」なんて言ってるあたり、どうしようもなく現状認識ができていない。