安全性の維持

 
 定期的にペネトレしたほうがいいよっていうのは、つまりそのあれだ。
 コンピュータソフトウェアてのは時間が経つと相対的に劣化するのよ。品質とか安全性とかそういうもんが。
 新しい攻撃手法が出てきたら耐えられるかチェックしなきゃならんし、耐えられないならメンテしなきゃならん。ウイルス対策ソフトが毎週パターンアップデートするのは品質を維持するためなのよ。同じようにいろんなソフトも攻撃されかねない穴が新しく見つけられたらメンテしなきゃならん。で、それができてるかを含めて堅牢性を定期的にチェックすることは決して経費の無駄じゃない。
 北海道の言い出しに乗る形でいいからテストして、ほれみろ入れないだろっていう結果が出たならそれでいいのよ。LAC とか INSI とか GSX みたいなペネトレ業務の実績があるとこ使ってやりゃいいじゃん。
 あとは内部監査な。不正利用するやつが出ないっていう前提は危険すぎるから。残念だけど公務員だからって信用できるもんじゃない。公務員でもポカミスはやるだろうし、カネに困れば住民票を流出させるかもしれない。目先のゼニに目がくらまない奴ばかりだと保証できるわきゃないでしょ。
 選挙に悪用できたりはしない?どっかの町で選挙するとき、いきなり転入しまくって不在者投票なんてことしたところがあった気がするけど。そういうのが職員一人でサクっとオペレーションできたりしないかな?
 
 安全だと言い張るのは簡単なのよ。客観的な資料を作ってそれを論証してくださいな。
 そのためになら税金使ってもいいよ。
 
 無駄遣いじゃねえだろ。そんなこともわかんねえなら大臣やめちまえ。