うーん。やっぱり

 
 岡崎の物件はこうなるなあ。
 
 2000年発表のノートパソコンを使って実験したところ,1秒間に3回のノーウェイトパラレルアクセスに耐えた。つまり,1秒間に2回までの頻度でシリアルアクセスだと,普通にさばけることになる。実際にさばいている。
 要するに,(2)2005年導入の公共向けサーバが,(3)2001年発表のノートパソコンより低性能,っていう予測は困難。これは事故防止とか云々のレベルじゃない。「道を歩いていたらビルの上から壁をよじ登っていたスパイダーマンが落ちてくるかもしれないから,受け止めて助けられるように常に準備しておきなさい」レベルの寝言。
 つまり,犯罪を構成する様々な要素のうち,因果関係において相当因果関係説の折衷説に基づいて,因果関係が切断される*1と考えるのが妥当だよね,ってことに。
 っていうか,スクレイピングは情報を収集してナンボなので,鯖が応答しなくなるようなアクセスをするとメリットを失うのでやるわきゃないんですよね。故意もここで否定されてしかるべき。
 
 となると,その結論を導けなかった警察や検察の相場観の無さはなんとかして欲しいし,それ以前にMDISがそこに気づけなかったのは猛省汁,ってところ。図書館はさすがにIT素人集団なのでちょっと酷かと思うけど,迅速かつ確実に警察ってのは焦りすぎだろう。そのくせ被害届は取り下げてないし。市,として見るとIT関連部署と全く連携していなかったとか,組織としてどうよ,って部分はある。
 
 どんなに考えても中川さんだけが通常運行で,他はみんな何がしかミスったりしてるんだよなあ。
 

*1:誰も予測できないような事情によって結果が導かれたとき,原因と結果の相関関係が切断されてしかるべきという考え方。