@randomな勉強会に行けなくて悔しかったので

 
 オンラインで勉強会ができないか調べたり試したり。
 で。それなりにできそうなのでメモを残すわけですよ。
 

パワーポイントを資料として使う場合の便利な小技

 
 パワーポイントを資料として使おうとすると,オンラインの場合全画面でスライドショーやられると困ることが多々あります。そこで,パワーポイントの資料をInternet Explorerで開いてみてください*1IEのウインドウ内でスライドショーを再生することができます。
 この方法なら,デスクトップの全体をふさがれずにスライドショーを表示できるので,クライアント領域をキャプチャしてやれば,別途原稿を読みながらとか,オンラインの状況を確認しながらスライドを扱うことができるようになります。けっこう便利。
 

ネットラジオ+FTPで画像アップ

 
 WinShot というフリーソフトを使って,指定したウインドウのクライアント領域を定期的に同じファイル名でスクリーンショットを撮って保存することができます。さらに,「キャプチャ後,外部アプリを起動する」設定でバッチファイルを指定して,バッチファイル内でコマンドラインFTP を使ってアップロードすることで,定期的に画像をアップロードすることができるようになります。
 で,アップロード先のサーバ上で,定期的にページをリロードするようなメタタグなりJavaScriptなりを書いたHTMLファイルを準備しておき,そこでimgタグで画像を読み込むようにしておくと,定期的に画像を読み直して最新の状態を表示することができるようになります。
 
 これを使って,ネットラジオで音声,ブラウザで画像を表示することで,パワーポイントのスライドなりを表示しつつ音声を飛ばすことができるようになります。
 

USTREAM

 
 こっちのほうがラグ考えなくて済むので便利。
 
 USTREAMのアカウントを作っておきます。で,SCFH DSF というフリーソフトを入れておきます。SCFHは仮想ウェブカメラというジャンルのソフトで,デスクトップの指定領域をウェブカメラからの入力として扱ってくれるソフトです。
 USTREAMであらかじめ番組を作っておき,ログインして右上の「ライブ配信」をクリックします。ライブの配信画面*2になったら,Adobe Flash Player 設定でカメラとマイクへのアクセスを許可します。続いて,SCFHを立ち上げてブラウザを指定してOKして,メインウインドウの「Drag here」ボタンをドラッグしてターゲットウインドウにドロップします。USTREAMの画面に狙ったウインドウが表示されていればOK。あとはUSTの「配信の開始」を押せば,オンラインで公開されます。
 SCHFとManyCamという仮想カメラを組み合わせて,SCHF→ManyCam→USTと流すと,SCHFで撮ったクライアント領域にManyCamでエフェクトを加えてUSTで流す,ということができて便利。SCHFにはエフェクト等が一切無いのと,ManyCamにはクライアント領域指定でキャプチャする機能がないので,それぞれを補う形で連携させるというわけですな。
 
 放送のURLは「http://www.ustream.tv/channel/番組名」といった形になるので,このURLを使って案内すればよいでしょう。
 

つことで

 
 パワポ資料なりPDF資料なりを準備してオンラインで勉強会をやることは不可能ではなさそうですよというおはなし。
 
 Twitterハッシュタグ使ってやりとりしながら喋るとそれなりにやれるんじゃなかろうか。
 

*1:ファイルを右クリック→アプリケーションから開く→Internet Explorer またはIEのウインドウにファイルをドロップしてダイアログ上で「開く」を選択

*2:ブロードキャスタコンソール