というわけで

 
 メールも読まず*1この土日ずっとつぶしてやってました「ディアボロの大冒険」。素晴らしい。コンシューマでゼッタイできないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるッ!!
 とにかくアイディアが秀逸。アサメグラフでネタになっていたのをそのまま実装したという流れであってるのかな。第六部で終わりのないのが終わりになったディアボロが繰り返される死の中でがんがるんだけど、それが NetHack とよく合った。何度も死ぬ。そして最初からやりなおす。これが G.E.R の能力でなくて他に何だというのだ。
 ジョジョファンなら思わずニヤリとするネタがたっぷり。DISC になって落ちているスタンドを「装備」してブッ叩く!わけですが、原作のネタがちゃんと再現されていたりするのですよ。Jack the Ripper の肋骨で死ねたり、シーザーに殴られて「ビリっと」きたり、ジャッジメントに望みを聞かれたり、土人形のアブドゥルと戦って下の階に下りたら本物のアブドゥルさんがいて「3つめの・・・・・・ 第3の願いだけは・・・本物だ・・・ かなった・・・・・・」と思った瞬間にマジシャンズレッドでアイテムを消し炭にされたり、砂漠で岩に隠れた敵を探しまわってる時にゲブ神に目を切り裂かれたり、イギーが仲間になってくれたり。エコーズが地味に強いんだよ。あとジョルノがアイテムをカエルにしてくれたりプッチ神父がちゃんとディスク抜くんだよコンチクショォォォォーーーーー!このドグサレめがッ!
 まだ未完成なのか、途中から敵キャラとか横向きのキャラクターチップがなくてずっと正面向いてたりするけどそれでも普通に面白い。罠までしっかりジョジョ
 敵キャラの名前もちゃんと「プロシュート兄貴」とか「DIO様」とか「アブドゥルさん」とかニヤリとさせてくれるし、敵の特殊攻撃もちゃんと原作にならってるし。ヨーヨーマッのウザさも原作どおりだし(w
 1部〜7部までゴッチャになってる感じのゲーム。コミックスがアイテムの強化用で、原作第○部のスタンドDISCが○部コミックスで強化できる、ってのもなんていうか気持ち良いツボをついてくる。ちなみにスタンドの出ない第一部はHPの強化で、第二部は精神力の強化だったかな。逆かも。
 しかも登場スタンドの多いこと。多いだけじゃなく二頭身キャラでちゃんと見分けがつく。見分けがつくといえばコミックスだけど、一冊ごとに表紙が違う。ちゃんとジャンプコミックスの表紙になってるみたい。
 
 で。ネタだけが秀逸かと思えばゲームバランスも秀逸。ちゃんとレベルの上がり具合もゲームの進行に合ってるし、アイテムも多少の運は絡むけどそれ相応に戦略を組んでいけば生き残れる。でも死にっぷりも面白い(やられた後に「タワー・オブ・グレイに舌を引っこ抜かれて死亡」とか)ので死んでもまたトライだ。エボニーデビルはちゃんと恨んで強くなるので殺されやすい。○○噛み切られて死ねるぞ。イエローテンバランスにブヂュルブヂュル食われてもいいし、とにかく死に方がJOJOなので楽しめること請け合い。小ネタとして、レッドホットチリペッパーを使える状態で波紋を習得して水の上を歩くと電気が散ってダメージを受ける(笑
 
 ちなみに敵キャラで出てくるジョリーンは殴られた瞬間がかわいいので、強力な攻撃装備を外してからやさしく殴ろう。そのうち「決着ゥ!」つけられて殺されるけど。
 どの敵キャラに殺されてもいいし、攻略を進めても良い。無限回廊ジョジョ。素晴らしい。こうやって私の時間が奪われていく。・・・ハッ! まさか敵の攻撃かッ! いつのまにかこんな時間になっているッ!
 
 このゲーム、まともに許諾を取ろうとしたら原作だけでなくアニメ関連とBGMに使われている各アーティストの許可がいるから、こういうゲリラ的な配布でないとムリなんだろうなあ。と思いつつ。
 
 配布サイト
 http://kmqsoft.blog88.fc2.com/
 攻略サイト
 http://www30.atwiki.jp/jojo_diablo/
 

*1:職場のメールは基本的に自宅で読まないっつうか会社環境と自宅は切り離すのです。自宅の文書や資料とかツールは会社に持ちこむけどな。