これは

 
 参考になるな
 http://nr.nikkeibp.co.jp/masa/index.html
 
 たとえば「管理不在が従業員の不正生む」という回では、上司にあたる存在があまり部下に任せすぎて放任するのはマズいと紹介。これをセキュリティな観点に当てはめると、たとえばシステム管理者っつか従業員に全て任せてしまうってのはよろしくないということになる。内部監査とまでいかなくても「ある程度は管理されている」という認識があれば歯止めになるってことだね。
 つまり、実際にガチガチに管理するまでいかなくても、信頼して放置するのでもなく、任せる部分は任せていても、ある程度把握しておこう、把握していることをそれとなくわからせようということになる。
 たとえば、「サーバのログは取ってますよ」「プロキシのログは取ってますよ」「パケブラで一応メールとWEBのログは全取得してますよ」と明らかにしておけば、実際にしょっちゅう分析してリアルタイムに摘発してなくても心理的に押さえが利く、といったようなことに相当しますな。
 
 ほかにも、「高い備品は店の財産にならず」「食材の安物買いは高く付く」あたりは、セキュリティ関連のソリューションに対する経費の使い方にも当てはまる。過剰な投資は無駄になるし、かといって安ければいいというものでもない。このへんのバランスについては「経費の削り過ぎは客離れ招く」あたりが参考になるか。ギリギリまで削って人力対応というのは難しいので、経費というのは必要な部分に適切に投下するものだと考えることが必要ってことになる。
 
 ソリューション系ばかりではなくて、最初の「管理不在が従業員の不正生む」なんかは人間系の監視の必要性とかそのへんの考え方に参考になりそう。
 もちょっと突っ込んでるのが「http://nr.nikkeibp.co.jp/masa/20060203/index.htmlマニュアルの押し付けは逆効果」「レシピなくして新メニューなし」あたりか。どちらも従業員を信頼していない状況でルールでガチガチにしたもの。前者は明文ルール、後者は店主(上司)がルール。
 実際にはある程度従業員を信頼して、意識を共有して適切かつ柔軟にルールを変えていくべきだよというオチになっている。
 
 日経レストランという飲食業界誌に連載されている漫画なので、飲食店向けの話にはなっているけど、ポイントになっている部分は普遍的なことなのかもしれないので一度読んでみるといいかも。