えうぁ

 
 Windows2000Pro の EULA より


           お客様は、10 台のコンピュータまたはその他の電子デバ
イス(以下それぞれを「デバイス」といいます)を限度としてワークステーション
コンピュータに接続し、ファイルおよびプリントサービス、インターネット イン
フォメーション サービス、ならびにリモート アクセス サービス(接続の共有およ
びテレフォニー サービスを含む)のためにのみ本製品のサービスを呼び出し利用
することができます。
 
 10台を限度としてますな。これは同時接続数のことだそうです。
 
 で、XP Pro だとこんなかんじ

    1.4 デバイスによる接続 お客様は、ファイルとプリン
タの共有サービス、インターネット情報サービス、インタ
ーネット接続共有およびテレフォニー サービスのうち 1 つ
または複数の本ソフトウェアのサービスを利用するため、
最大 10 台のコンピュータまたはその他の電子デバイス (以
下各々を「本デバイス」といいます) から同時に本コンピュ
ータに接続することができます。
 
 やっぱり同時接続数は10台だねえ・・・
 昨日書いてた「10コネクション」てのは間違いで、同時に10デバイスまで接続できる、といったものの様子。
 
 うーむ。確かどっかで ApacheIIS の代替サービスとして OK、ってのが見解として示されてたんで、まず WEB 鯖に関しては IIS と同等として最大10台までの同時接続に使ってイイヨ、ということになるかな。
 その他、インターネット接続共有にぶら下げたり、ファイルやプリンタの共有にぶら下げたり、テレフォニーサービスで接続したりってのも、最大10台に含まれるよ、ってことになるかな。
 ただ問題があるのはこの先で、どちらも

ファイルおよびプリントサービス、インターネット インフォメーション サービス、ならびにリモート アクセス サービス(接続の共有およびテレフォニー サービスを含む)のためにのみ

ファイルとプリンタの共有サービス、インターネット情報サービス、インターネット接続共有およびテレフォニー サービスのうち 1 つまたは複数の本ソフトウェアのサービスを利用するため
 WEB 鯖っつうか IISWindowsのサービスが提供しているのと同等のサーバ以外のサーバ動作なアプリについてはそもそも入れちゃダメ、と読める。
 
 つまり、P2Pでサーバになるアプリは入れちゃダメ、ってことになりゃしませんかね('A`)
 
 ・・・Skype って確か中継してるけど、これはどうなるんだ? tor は?
 
 陣内さんはコメントで「P2Pに関しては定義されてないのでMSの判断を仰ぐしかない」と指摘してるけど、EULA では「〜〜のためにのみ」あるいは「〜〜のうち一つまたは複数のサービスのためにのみ」とぱるので、むしろ記載されていないものは全部アウトと読むのが正しいのでは。
 となると、Pure P2PEULA にひっかかる可能性がありますな。
 
 P2P はクライアントであると同時にサーバになるからなあ。
 
 あと、通りすがりの人がコメントで言ってた誤訳は WinXPEULA にありますな。でも 2k の EULA ではちゃんと「インターネット インフォメーション サービス」って書いてある。なんでやねん('A`)
 もしかすると Win2kPro までは完全にクライアントとして考えていたことに由来する制限を緩和するためにわざとやったんじゃなかろうか。
 
 参考:2003年2月28日のマイクロソフト株式会社とのミーティングについて(日本Apacheユーザ会)
MSKKの見解
Windows系OSでのApacheの利用に関して
 
 Apacheは「インターネットの情報サービス」であるため、 EULAにおける「インターネット情報サービス」に関する規定が適用される
 ApacheEULAの「サーバーソフトウェア」に該当するため、 『サーバーソフトウェアとしては使用できない』旨の記述がある OS(Windows 2000 Professional等)では使用できない
 EULAに『サーバーソフトウェアとしては使用できない』旨の記述のない OS(Windows XP Professional等)でのApacheの使用は問題ないが、 「最大接続数」の制限によって端末10台以内からの利用に限られる。
 「インターネットの情報サービス」、「ファイルとプリンタの共有サービス」、 「リモートアクセス」サービスのいずれかの機能を利用するソフトウェア の使用には同様の制限が適用される。
 これを読むと、「インターネット情報サービス」としたことによって「IISだけでなくApacheもOK」と解釈できるようになったことが見えてくる。いや、本当かどうか知らんけど。ってか俺が勝手にそう言ってるだけなわけで。
 
 参考になるもの(全てもにょさまんとこ)
 Apache を Windows 2000/XP Professional 等で動作させるときのライセンス問題
 Apache を Windows 2000/XP Professional 等で動作させるときのライセンス問題の補足
 
 
 なんつうか、Windows2000Pro ではもうサーバとして使っちゃダメなんで、たぶん P2P ファイル交換もアウトになると思う。ファイルサーバとしての機能を持っちゃうから。でも解釈として「ファイル共有」つまり Windows の「ファイルとプリンタの共有サービス」と同種のものとすれば、最大10台までの同時接続は OK と言えるってことになるのかな。ただし LAN 内のみに限定ってことになるんだろう。
 となると、Windows2000/WindowsXP Home で Winny とか share やってるやつはライセンス違反と考えてよさげ。
 
 WinXP Pro だとサーバも入れていいよ、ってことになるからインターネットからコネクションを受け入れてもイイってことになるけど、やっぱり最大同時接続数10台の制限はかかる。
 これを Winny にあてはめて考えると、そうだなあ。サーバとして、ってことなんで、うpが10本アクティブになっていると検索クエリーも受け入れちゃダメ、ってことになるかな。
 となるとうpは検索クエリーが一個来ても大丈夫なよーにしなきゃいかんので、9本までってことになるかな。Winny はうp数+1がダウソ可能数なんで、ダウソが11個アクティブになっていたら EULA に違反している状態だ、ってことは間違いなさそう。
 
 ということで、うp制限をMAX9本にしておく必要がありそーです。やりかたは知らん。
 
 
 
 追記:
 WindowsXP SP2 環境では tcpip.sys が最大接続数を 10 コネクションに制限している模様。MS05-019 はどう影響してるんだろう。よくわからん。
 
 んー。どっかで ny で二十個くらい同時にダウソしてるスクリーンショット見た気がしたんだけど幻覚だったようだ('A`)