Winny ユーザはリスクを抱えていない

 
 Winny は何故やめられないのだろうか。
 それは簡単である。ローリスク・ハイリターンだからだ。ローリスクどころか、ノーリスクと言ってもいい。
 
 Winny ネットワークに情報をばら撒くトロイに感染したところで、別にどうということはない。そうだろ?
 誰かキンタマ感染者で罰せられたものがいるか? 社会的制裁を受けたか?
 延べ15万人を超える個人情報が流出していながら、122社の中にいる(恐らく122人以上の)漏洩主犯の誰も償いを果たしていない。海上自衛隊の情報漏洩で自衛官が取調べを受けたことが報道されたくらいで、民間企業なら誰一人まともに叱られてもいないように見える。
 Winny ユーザはリスクも責任も抱えていない。なのに、第三者がリスクに怯えている。
 
 そんな状態で Winny をやめる理由があるか?いくらでもエロ動画だのエロゲだのが入手できる。アニメだろうがドラマだろうが見放題なんだろ?
 
 ジャスラックのせいだと思うが、Winny で情報漏洩をさせた企業を列挙したフラッシュが公開されなくなった。たぶん BGM の「この木何の木」だかの曲の絡みだろう。日立も漏洩させていたので必死になったか?
 ジャスラックなりACCSなり映画著作権協会なりはキンタマ踏んだ奴を片っ端から吊し上げればいい。そうすれば、コンテンツフリーライダーに牽制もできるだろう。二次創作者につっかかるのではなく、Winny の悪用に適切なリスクをかければよい。
 
 Winny は美味しいツールになっている。それは、誰も Winny の悪用を罰しなかったからだ。本来罰せられるべきは Winny ではなく Winny の悪用で、罰するのはプロバイダではない。