愛知県岡崎市立中央図書館と宮崎県えびの市民図書館からの個人情報漏洩

 
 情報漏洩した個人情報を持っている人になりました。
 かなりレアケースだと思います。
 どちらも報道に載ったニュースですので,知っている人もいると思います。
 
 9/28 岡崎市のニュース → http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010092890152647.html
 9/30 えびの市のニュース → http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100930ddlk45040708000c.html
 
 ちなみに,えびののニュースにある「28日午後、ホームページのサーバー管理を委託している福岡市の業者に個人情報がダウンロードされているとの情報があった。」の発端は私です。28日,岡崎のニュースを見て,手元で探してみたら確かに岡崎の個人情報があったのですが,それ以外にえびのの個人情報も見つけてしまった,という状況で,人づてではありますが,えびのの方に連絡を入れてもらった,というところです。
 
 で。10/1 15:30 現在。
 
 えびのの方からは削除依頼がありまして,快諾しました。持ってる意味ないですし,なによりえびのの担当者さんは市民本位で対策を行おうと努力している様子がありありと電話越しに伝わってきました。
 業者の説明を鵜呑みにするのではなく,その説明をひとつひとつ確認して,被害の拡大状況,ファイルの特定などを丁寧に行っていました。
 こちらとしてもえびの市民を不安にさせるつもりはないので,当然のこととして削除要請を受け入れ,削除したことを確認するために文書を交換することも受け入れました。えびの市には住所等を伝え,今は削除済みを通知するための文書の雛型が届くのを待っている状況です。
 28日午後に連絡をしたので,おそらく29日に業者と調査を行い,私を探したのでしょう。30日の昼一番に私のメールアドレスに宛てて連絡してくれとのアプローチがあり,折り返し連絡を入れて意思疎通をした,という流れです。
 
 対して,岡崎からは全く何の接触もありません。少なくとも岡崎はえびのと篠栗から流出したことを認識しているはずで,そのことはプレスリリースからも明らかです。
 

削除前のデータが弊社のパートナー会社が行なったシステム保守操作の誤りにより
インターネットからアクセス可能な状態となり,2ヶ所の図書館のWebシステムから個人情報が
ダウンロードされたことを確認致しました。

 
 えびのの業者と連携していれば,えびのがそうであったように私にリーチしているはずです。
 ですが,現時点で削除要請はありません。
 岡崎市立中央図書館,岡崎市教育委員会は,岡崎市民のプライバシーを何だと思っているのでしょうか。もし,私がこの情報を悪用しようと試みるような俗悪な人物だったならどうしたのでしょうか。
 
 万が一,岡崎市立中央図書館が過去にやったように,被害届でも出そうものなら迷惑千番なので,あらかじめ愛知県警に「持ってるけど」と連絡しておきました。
 岡崎市立中央図書館と岡崎市本体には,メールで「持ってるけど」と投げておきました。
 
 私の心証がどのようなものかはお察しください。
 
 とりあえず,非常に珍しい立場に立つことになったので,この経験は何らかの形でフィードバックしたいと思います。